第2回 「センサビスの3Dクラスルーム その1」
 スウェーデンのストックホルムに、学校教育における3D活用を積極的にサポートしている「センサビス(Sensavis)」という会社があります。センサビスは、学校教員や教育者と連携して、未来の教室づくりに取り組んでいます。その未来教室を「3Dクラスルーム(The 3D Classroom)」と呼び、児童・生徒が学習内容を容易に理解できるように、インタラクティブな3D学習教材を提供しています。これまでは複雑でイメージすることが難しかったことなどが、3Dを使うことで分かりやすく表現されています。
 センサビスの「3Dクラスルーム」は、3D教材を学校で使うための教育ツールの名称でもあり、算数や化学、物理、生物などのコンテンツが用意されています。今後も学習教材の種類が増えていくことがアナウンスされています。センサビスのウェブでは、教育ツールや教材のサンプルムービーを見ることができます。
 また、センサビスはウェブ上で、「3D教育の将来(The Future of 3D Education)」というとても興味深い資料を公開しています。その中には、なぜ3Dが教育の将来像となるのか、3Dはどのように学習をより良くするのか、3D教育を成功させるためには何が必要なのかといったトピックや、3Dに関する俗説や学校での3D実践例など、学校教育で3Dを活用するための様々な話題が書かれています。今後、これらの内容を「なるほど!3D」で詳しく紹介していく予定です。


図1 センサビスのウェブ

図2 「3Dクラスルーム」の紹介

図3 資料「3D教育の将来」

【関連サイト】
[1] センサビス, http://sensavis.com/
[2] 3Dクラスルーム, http://www.the3dclassroom.com/
[3] 教材のサンプルムービー, http://the3dclassroom.com/usa/example/